各位
大分県マニュアルセラピー研究会
会 長 原田 禎二
事務局 川上 健二
第2回「頭頸部の体表解剖セミナー〜頸部前面の筋に対する筋触察〜」のお知らせ
拝啓
盛夏の候、皆様方におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
当研究会では、主に言語聴覚士の先生方を対象に、頭頸部の触察に必要な知識と触察技術をしっかりと学んでいただくためのセミナーを下記の通り開催しております。講師は体表解剖学研究会の講師として全国でご活躍の先生方です。
前回の7月26日開催予定の筋触察セミナーは、台風接近のため安全を考慮し中止とさせていただきました。参加予定の方々には大変ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。そこで今回のセミナーはプログラムを前回実施予定の内容に変更し開催させていただきます。名称に関しても「第2回頭頸部体表解剖セミナー」と致します。第3回で予定していた内容につきましては、講師と調整を行っております。決定し次第、ご連絡させていただきます。
言語聴覚士にとって、臨床で筋が原因となって起こる症状は少なくありません。筋触察は筋の構造・位置・走行および作用を知ることであり、問題の筋を把握し、治療の信頼性を高めるために必要な技術です。今回の第2回目では、舌骨上筋群・下筋群など頸部前面の筋に対する触察を中心に行うとともに、エコーによる当該筋の確認も実施します。また、言語聴覚士にとっての体表解剖学の必要性を廣瀬 静香先生により臨床家の立場から講義していただきます。頸部前面の筋は嚥下に関わる筋を多く含み、嚥下障害等に関わる医療従事者にとっては欠くことのできない重要な知識と技術であると思います。
なお、今回のセミナー申し込みは8/31までは、前回セミナー参加予定であった先生方を優先させていただきますが,新規に参加を希望される先生方も早期に申し込みをしていただいても構いません。ただし、定員を超えた場合には調整させていただきますのでご了承下さい。ぜひともご参加下さい。
敬具
記
内容:頭部の筋や頸部前面の筋および嚥下に関わる筋を中心とした解剖学的特徴の講義・触察デモンストレーション・触察実習
日時:平成27年10月18日(日)9:00〜16:00(8:30受付開始)
場所:黒木記念病院リハビリテーション室(〒874-0031別府市照波園町14番28号)
会費:6,000円(開催1週間以内のキャンセルの場合は会費を徴収させていただく場合がありますのでご了承下さい。)
定員:40名
講師:大分大学福祉健康科学部設置準備室 教授 河上 敬介 先生
土佐リハビリテーションカレッジ講師 岡部 孝生 先生
みちなか整形外科クリニック 理学療法士 川島 隆史 先生
チューター 内田脳神経外科 言語聴覚士 廣瀬 静香 先生
準備物:バスタオルとフェイスタオルを各1枚、Tシャツまたはタンクトップ。ホワイトボードマーカー(中字、3〜4色100円ショップで購入可能)。参考書:頭・頸部の筋の形と位置‐立体的イメージングのために‐(大峰閣)、骨格筋の形と触察法第2版(大峰閣)を推奨しますが、それ以外の解剖学書でも参加は可能。
その他:セミナー前日の10月17日(土)に懇親会を企画します。セミナー当日の弁当(500円程度)も当研究会で準備可能です。申し込みの際に、懇親会の出欠と弁当の有無もご記入下さい。
申し込み:必ず件名に「頭・頸部の体表解剖セミナー」とご記入の上、名前・施設名・職種・資格取得後の経験年数・懇親会・弁当をご記入うえ以下のメールアドレスにお申し込みください。
大分県マニュアルセラピー研究会 事務局 坪内優太 E-mail:mtf.oita@gmail.com
8/31まで前回セミナー参加予定であった方を優先させていただきます。ご了承下さい。
*電話での問い合わせ:大分大学医学部附属病院リハビリテーション部
TEL:097-586-6160(直通)
言語聴覚士松浦祐也/理学療法士坪内優太
プログラム
9:00〜体表解剖学の必要性〜言語聴覚士の視点から〜
9:20〜舌骨、甲状軟骨、輪状軟骨、気管軟骨、下顎骨
10:10〜顎二腹筋、顎舌骨筋、オトガイ舌骨筋
11:10〜胸骨舌骨筋、肩甲舌骨筋
12:00〜昼食
13:00〜甲状舌骨筋、胸骨甲状筋、輪状甲状筋、下咽頭収縮筋
13:50〜頭長筋、頚長筋、総頚動脈
14:20〜前頭直筋、外側頭直筋
14:40〜外後頭隆起、上項線、側頭骨乳様突起、頚椎後結節、
棘突起、横突起
15:10〜大後頭直筋、小後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋